『アトリエシリーズ新作が発表されたけど、アトリエのソシャゲはどうなった?』
『steamの評価は賛否両論でよくないけど、実際のところどうなの?』
このようにレスレリアーナのアトリエについて気になっている方が多いのではないでしょうか?
今回の記事はレスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~を今もプレイしている筆者のレビューです。
結論から言うと、リリース当初から比べると大きく改善されており、良ゲーになっています。
総プレイ時間は156時間で長くありませんが、少しでもレスレリの魅力が伝わるようにレビューします。
ちなみに推しはヴァレリアです!
- 今は良ゲー
- グラフィックのレベルが非常に高い
- サウンドもいい
- 課金要素もマシになった
- バトルは普通
- 錬金はつまらない
- 揺れ表現神
発売日 | 2023年9月23日 |
価格 | 基本プレイ無料 |
対応機種 | iOS/Android Steam |
ジャンル | シネマティック錬金術RPG |
会社名 | コーエーテクモゲームス |
公式サイト | レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~ (gamecity.ne.jp) |
レスレリアーナのアトリエとは
レビューの前に、レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~(以下:レスレリ)の基本的な情報をお伝えします。
レスレリは、コーエーテクモゲームスからリリースされているアトリエシリーズ最新作で、基本プレイ無料(アイテム課金)のゲームです。
ゲームシステムはタイムライン性コマンドRPGで、歴代のアトリエシリーズキャラクターとランターナ大陸で錬金術を駆使しながら様々な冒険を楽しめます。
レスレリアーナのアトリエ レビュー
項目 | 評価 |
---|---|
ストーリー | |
グラフィック | |
サウンド | |
キャラクター | |
ゲーム性 | |
課金要素 | |
揺れ | |
総合 |
ストーリー
ストーリーは主に新キャラクターを中心に展開し、要所で歴代のアトリエシリーズと協力して進行する。
歴代アトリエシリーズの流れを汲み、登場人物の心情に寄り添いながら、どこかゆっくりした時間が流れるような物語。
また、主要人物に完全な悪人がいないのも特徴で、敵にも味方にも共感できるストーリーに仕上がっている。
序中盤のテンポがやや悪い点は気になるが、全体として良質のストーリーだといえるだろう。
グラフィック
3Dグラフィックの完成度が非常に高い。
コンシューマーゲームと比較しても遜色ない出来で、スマートフォンで遊べるゲームの中では最高峰。
グラフィックオプションも充実しており、揺れ物精度を設定できるところからも開発の情熱を感じる。
装備の一種であるメモリアは様々な絵師がデザインしており、アトリエキャラクターの違う姿を鑑賞できるのも魅力。
サウンド
テーマソング及び特定のイベント時に流れるボーカル付き楽曲のクオリティが非常に高い。
ボーカル曲の数は多くないが、多くないのが特別感を演出しており、イベントが特別なものだと実感できる。
BGMやSEにはやや物足りなさを感じるが不満を持つほどではない。
楽曲は本当に素晴らしい曲が揃ってます。サントラほしい
キャラクター
歴代のアトリエシリーズで作り上げ、引き継がれてきたキャラクターの魅力は健在。
新規キャラクターもそれぞれキャラクターが立っており、冒険を通じての成長も実感できる。
近年はDEIに傾倒するゲームが多く見られるが、そのような風潮などどこ吹く風で魅力的なキャラクターを作っているのは素晴らしい。
あざとさ全開でキャラクターが描かれるので、好みが分かれるもののキャラクターの魅力は高い。
ゲーム性
バトル部分はタイムライン性のコマンドRPGで過去作のアトリエシリーズに似た感覚でバトルが楽しめる。
タイムライン調整がうまくいき、バーストスキルを叩きこめると爽快感があるが、うまくいかないことも多く、ストレスポイントも多い。
バトル評価はつまらないわけではないが、特別おもしろいわけでもないといったところ。
一方で、売りのひとつである錬金システムは、Lv5の特性がでるまでひたすら素材を集めて作成を繰り返すだけになるので、作業感が強い。
錬金要素はマナ回復速度上昇や上限増加など改修が繰り返されているが、抜本的な改善を求めたい。
課金要素
レスレリは主にガチャに課金することになるだろう。
基本的なガチャの内容は以下のとおり
☆3キャラ | 4% |
☆2キャラ | 14% |
☆1キャラ | 36.5% |
SSRメモリア | 2% |
SRメモリア | 7% |
Rメモリア | 36.5% |
- ガチャ単価600円 10連6,000円(パックが多く、無償含む実質は3,000円)
- ガチャから出現するのはキャラとメモリア(いわゆる闇鍋ガチャ)
- 最高レア確率4%/2%
- ピックアップ確率1%(選択式)
- 実質天井 キャラ150回、メモリア200回
- 別ガチャへの天井引継ぎ有
ガチャ単価が高く、キャラクターと装備が分かれていないガチャで厳しく感じるが、実際のプレイ上はそこまで厳しくない。
なぜなら、
- 限界突破(凸)要素はあるが、ガチャで重ねなくとも素材を入手できるクエストがある
- 有償専用ステップガチャ(合計30連が3,000有償石)がセットで開催されるため、毎月十万以上課金するユーザーでない限り課金者は通常ガチャを回さない。
- 無課金は天井ポイントがたまらない代わりに、半額で10連を回せるチケットが新ガチャのたびに2枚購入可能
- 天井がポイント式で150回ガチャを回せば、過去のキャラも含めて交換所で交換できる。
など有利な要素が多くあるからである。
改修前は1日1回ガチャが無料で回せる代わりに無償石の配布が渋く、無課金者がガチャを回すのが大変だった。
しかし、現在は1日1回無料ガチャが廃止された代わりに石の配布量が増え、半額ガチャチケット2枚を毎回交換しても石がたまるようになった。
ガチャに関しては遊びやすい設計に改善されたといえるだろう。
揺れ
グラフィックでも記述したが、揺れに関しては特筆してレビューする価値がある。
ただ揺れるだけでなく、揺れの精度を設定できるようにした開発の判断を賞賛したい。
近年はDEI(いわゆるポリコレ)を誤った解釈や偏った思想を持って取り入れているゲームが多いなか、アトリエシリーズのファンが求めるものを分析し実装している。
ゲームの満足度に大きな影響があるわけではないが、揺れの存在はゲームの価値を高めているだろう。
総合
リリース当初は課金要素やUIに不満点が多く、プロモーションの失敗も相まってオススメできるゲームではなかった。
しかし、何度かの改修を経て、一周年を迎えた現在は遊びやすく改善され、良ゲーといえるまでになっている。
幾度かの炎上やyoutuberの過去動画での酷評を見て、プレイを避けているユーザーもいると思うが、興味のある(あった)ユーザーはプレイしてみてほしい。
アトリエシリーズのキャラゲーとして楽しむなら充分に楽しめるだろう。
レスレリのここが凄い!
レビューでは書ききれなかったレスレリの高評価点を追加で紹介します。
表情豊かな3Dグラフィック
単純な3Dだけでなく、2D表現も織り交ぜたグラフィックでキャラクターを表情豊かに表現しています。
例をあげると、瞳のキラキラハイライトや絶望線などマンガ的な表現です。
流し読みをしていてもキャラクターの感情が伝わりやすく、ストーリーのわかりやすさにつながっています。
また、3D戦闘のカットシーンも力を入れて作られており、ゲーム上では表現しにくい迫力ある戦闘シーンを楽しめます。
優しい世界
アトリエシリーズに脈々と受け継がれてきている、優しい世界がレスレリでも表現されています。
困難な問題が立ち塞がっていてもどこか前向きで、悩んでいたら誰かが手を差し伸べてくれる、一時は対立していても手を取りあえる世界です。
あたたかい気持ちでゲームプレイを楽しみたい方にピッタリなゲームといえるでしょう。
ずっとフワフワタイムではなく、シリアスなシーンもちゃんとあります
バーストスキル演出
各キャラクターが個々にもつバーストスキルの演出が豪華で素晴らしいです。
バーストスキルはバーストパネルを取得しなければ使用できない、いわば必殺技のようなもので強力な効果が発動します。
必殺技としての特別感を豪華な演出で表現できている。
演出が豪華なので、何度も使用するプレイでは冗長に感じますが、設定で短縮またはスキップできます。
短縮しても違和感が少ないようになっておりこだわりを感じます。
レスレリのここが改善点!
次にレスレリの良くない点をレビューに追加して紹介します。
錬金がつまらない
歴代のアトリエシリーズをプレイしたことがある方は、錬金の楽しさを求めるのではないでしょうか?
レスレリアーナのアトリエの錬金要素は、正直にいうとおもしろくありません。
調合に参加するキャラクターを選択して、素材を原料としたガチャを回すだけのものです。
結果にプレイヤーが介入できるのは、追加素材とキャラクターの選択のみで、楽しめる要素がありません。
キャラクターの強化度合によって結果にプラス補正がかかるなどはありますが、もっと錬金で楽しめるように抜本的な改善が期待されます。
バトルが単調
レスレリはバトルが単調に感じてしまいます。
プレイヤーの試行錯誤で突破できるかできないか決まる場面は少なく、所持キャラクターによって簡単に攻略できるか攻略が難しいかの両極端になりがちです。
ガチャゲーである以上、戦略の組み立てのベースが、ガチャで出たキャラクターになるのは仕方ないでしょう。
しかし、錬金で作成できるアイテムをもっと強力にする、タイムラインに干渉しやすくするなどして、ガチャだけによらないゲーム体験を求めます。
ブレイクしてもタイムラインが変わらない敵にストレスが・・・
どうすれば強くなるのかわかりづらい
どうすれば効率よく強くなれるのか分かりづらいのも改善点といえます。
レスレリの強化要素は、
・キャラクターレベル
・装備
・メモリア
・キャラクターボード
・Exボード
・研究
・エンブレム
など多岐にわたり、なにか準備が足りないのか、編成が悪いのか、プレイが悪いのか分かりにくくなっています。
戦力値が表示されますが、どのように計算されるのかライトプレイヤーではわからず、戦力が高ければ強いというわけでもありません。
勝てない原因がわかりにくいと、「ガチャで強キャラを引けてないから勝てない」と感じてしまいやすくなります。
レスレリをプレイしているオススメ配信者
レスレリをプレイしているオススメの配信者を紹介します。
レスレリの企業wikiはやや頼りなく、有志wikiは専門的になりがちなのでライトプレイヤーはyoutuberの解説の方が分かりやすいかもしれません。
迂回ぺんぎん さん
主な配信サイト:youtube
作成すべき装備や、パーティ編成など、攻略に困ったら迂回ぺんぎんさんの動画をみています。
自己流で使っていた覚醒レスナと、動画で紹介されていた覚醒レスナの強さの違いに愕然としました・・・
堂本教授 さん
主な配信サイト:youtube
後半のスコアバトルベリーハードは難易度が高くクリアできなかったのですが、堂本教授さんの動画を参考にすることでクリアできました。
次は属性塔を進めるときにお世話になる予定。
えばぬん
主な配信サイト:youtube,twitch,ニコニコなど
※現在ブログ執筆&動画編集中で配信開始していません。
視聴者0人安定なので、生放送していた場合、気になったことを質問すればほぼ100%回答される。
別ゲーやブログ執筆、動画編集を配信していても気にせず質問していい。レスレリに関しては答えられない可能性もありますが・・・
レスレリユーザーにおすすめな別ゲー
レスレリをすでにプレイしている方におすすめな別ゲーを紹介します。
ユミアのアトリエ(2025年3月21日発売)
遊べるハード:Switch、PS5、PS4、XBOX
メーカー希望小売価格:9,680円
アトリエシリーズの最新作。
アトリエシリーズをいっきにメジャータイトルに押し上げたライザのアトリエ以降、別の錬金術師の名を冠した初タイトル。
戦闘、探索、調合、ハウジングなど様々な要素を楽しめるだろう。
ヘブンバーンズレッド
遊べるハード:PC(steam)、スマートフォン
参考価格:基本プレイ無料
筆者が今一番プレイしているソシャゲ。
ストーリーが圧倒的におもしろいターン制コマンドRPG。
ギャグパートとシリアスパートの緩急が凄まじく、大笑いした30分後には号泣していることも。
詳しくレビューした記事がありますので、少しでも気になった方はこちらをご覧ください。
オクトパストラベラーⅡ
遊べるハード:PC、Switch、PS4、PS5、XBOX
参考価格:6,000円前後
RPG好きにはぜひプレイしてほしい一作。
8人の主人公が繰り広げる物語をHD-2Dの世界で楽しめる。
前作「オクトパストラベラー」と直接の繋がりはないので、2からプレイしても楽しめる。
レスレリについてよくある質問
- Qリセマラはした方がいい?
- A
した方が効率よくすすめられるが、しなくてもいい。リセマラ好きならどうぞ。
- QPC版とスマホ版どっちがオススメ?
- A
画質や演出を重視するならPC版、広告動画視聴での無料石が欲しいならスマホ版。
- Q集金がキツすぎる?
- A
現在はかなり改善されて、配布も多く課金圧の強さはあまり感じない。
むしろ良心的。
- Qサービス終了の危険はない?
- A
運営会社のこれまでの実績をみると、ストーリー完結までは続けてくれそう。
少なくとも最新作のユミアのアトリエ発売まではサ終はないだろう。
まとめ
今回は、レスレリアーナのアトリエについてレビューしました。
スタートダッシュに失敗したのは否定できませんが、ユーザーの声をききながら改善を繰り返したことで、現在は良ゲーになっています。
スタート時の悪印象が残っておりアプリストアやsteamの評価は厳しいものが多いですが、実際にゲームをプレイすると楽しめる方も多いでしょう。
しかし、一部問題点が残っているのも事実で、シリーズの目玉である錬金要素がおもしろくないなどは今後の改善に期待です。
アトリエシリーズのキャラゲーとしてクオリティが高く、ストーリーもおもしろいので気になった方はぜひ遊んでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
©コーエーテクモゲームス
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