ふとした瞬間にレトロゲーをプレイしたくなることはありませんか?
私は、不意にプレイしたくなったので、クロノトリガーをプレイしました。
(数年ぶり何回目かわからないプレイ)
そこで、今回はストーリーのネタバレなしでクロノトリガーをレビューします。
2024年現在、プレイするときは、スマホもしくはsteamを利用する方がほとんどでしょう。
よってsteam版のレビューを行います。
プレイする機種によっては内容が異なる可能性があるので、ご注意ください。
思い出補正強めレビューです!
クロノトリガーとは
クロノトリガーはスクウェア(現スクウェア・エニックス)から1995年に発売された、SFC用RPGです。
続編にあたるクロノ・クロスを含め、全世界で550万本以上の売上を記録している名作で、2020年の東京オリンピックでは、『カエルのテーマ』が入場行進曲のひとつとして使用されました。
ファミ通が2019年に行った、「平成のゲーム 最高の1本」というアンケートでは、堂々の1位を獲得しており、世代を超えたゲーマーに愛される作品。
発売日 | 1995年3月11日(SFC版) |
価格 | 1,980円(steam版) |
対応機種 | Windows iOS/Android Nintendo DS Play station1 PSP |
ジャンル | RPG |
会社名 | スクウェア |
公式サイト | CHRONO TRIGGER クロノ・トリガー | SQUARE ENIX |
クロノトリガーレビュー
項目 | 評価 |
---|---|
ストーリー | |
グラフィック | |
サウンド | |
キャラクター | |
ゲーム性 | |
王道 | |
総合 |
ストーリー
王道RPGストーリーの完成系。
メインのストーリーだけでなく、各キャラクターの掘り下げが行われるサブスト-リーも素晴らしく、序盤から終盤までだれることがない。
本筋のエンディングの他にも、ギャグ要素の強いエンディングやバッドエンディングなどがあり、強くてニューゲームを利用して何度もプレイしたくなる。
グラフィック
ドット絵で描かれたグラフィックはSFC時代のものとは思えないほど繊細で美麗、そしてよく動く。
レトロゲームファンはたまらないだろう。
しかし、移植版では一部グラフィックに違和感を感じる点もある。
サウンド
何度プレイしても、中世ワールドマップに足を踏み入れるとBGMがループするまで聞いてしまう。
聞くだけで勇気が湧いてくる『カエルのテーマ』、希望を感じる『ロボのテーマ』、安心した気持ちになれる『やすらぎの日々』と名曲をあげるとキリがない。
クロノトリガーをプレイしたことがなくとも、聞いたことのある曲がたくさんあるだろう。
キャラクター
主要キャラクター全員が魅力的で、戦闘メンバー3人を選ぶのが難しいほど。
イベントでのキャラクターの掘り下げが見事で、プレイヤーにとって全キャラクターが愛着のある存在になる。
主要メンバー以外のNPCも個性豊かで、ゲームプレイのメリハリに繋がっている。
ゲーム性
王道のコマンドRPGながら、行動順や連携技など単純ながら工夫のしがいがあるバトルを楽しめる。
時を旅するというゲームのテーマに沿ったギミックもあり、現代のコマンドRPGと比較しても遜色ない。
息抜きにプレイできるミニゲームもあり、SFC時代のゲームとは思えないほど楽しめる。
王道
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーが作り上げたJRPGの王道を継承しながらも、独自の要素を足して、王道を進化させている。
現在、多くのゲームに『強くてニューゲーム』が採用されるようになったきっかけの作品であり、RPGで周回プレイする楽しさを広めた。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのようにシリーズの継続こそしていなが、王道RPGの傑作である。
総合
文句なしの神ゲー。
RPGを構成する、ストーリー・音楽・キャラクター・戦闘・探索すべてが高品質。
令和のAAAタイトルのような3Dグラフィックや高解像度のムービーはないが、ゲーム本来の楽しさを充分に堪能できる。
小学生からお年寄りまで万人にプレイしてほしい一作。
クロノトリガーのここがすごい
クロノトリガーの魅力をもう少しお伝えします。
今回は以下の項目に絞ります。
王道ながら斬新なストーリー
クロノトリガーのストーリーは、「タイムトラベルしながら世界の危機を救う物語」です。
王道の冒険ファンタジーの物語に、タイムトラベルのSF要素が加わることで、物語に深みと複雑さが増しています。
本流のストーリーの中に、各キャラクターの掘り下げが入っており、心理描写が素晴らしいので、主人公でないキャラクターにも感情移入してしまいます。
特にロボの森林再生とカエルの覚醒イベントは胸が熱くなります!
プレイを盛り上げるBGM
光田 康典氏が手掛けたサウンドは、ゲーム音楽の中でも名作です。
メロディアスで感情豊かな曲が多く、ゲームの各シーンをより印象深くしています。
特に、新旧様々なゲーム音楽ランキングで上位常連「風の憧憬」や東京オリンピックの入場行進に採用された「カエルのテーマ」は必聴です!
今プレイしてもおもしろいバトル
クロノトリガーのバトルはアクティブタイムコマンドバトルで、今プレイしても楽しくプレイできます。
メンバーの組み合わせ次第で、様々な連携技が発動するので、色々試したくなるでしょう。
また、敵や味方の配置によって1体にしかあたらなかったり、複数体にヒットしたりする技もあるので、工夫のしがいもあります。
ただ強力な技を連打しているだけでは勝てない敵もいるので、作業感が薄く戦闘を楽しめます。
クロノトリガーの不満点
クロノトリガーの不満点は次の3つです。
- UIがわかりにくい
- グラフィックに違和感を感じるところがある
- ロードが長く感じる
はじめてプレイしたときの不満点は忘れてしまったので、移植版の不満点です。
UIが使いにくい
steam版はスマホ版を元に移植されたので、初めはUIが非常に使いにくく、プレイに支障がでる程でした。
現在は改善されましたが、キーボードでのプレイはいまだに違和感があります。
プレイする場合はPCパッドの利用をおすすめします。
グラフィックに違和感がある
アスペクト比4:3のデータを16:9でプレイするので、グラフィックに違和感のある場所があります。
設定で4:3に変更できるので、当時のグラフィックに近いプレイをしたい方は変更推奨です。
その他に、フォントがドットで描かれた世界に合っておらず、非常にちぐはぐな印象を受けます。
MODで変更できるので、違和感が強い方は変更するといいでしょう。
その際はこちらのブログが参考になります。
【MOD】steam版『クロノ・トリガー』でUIフォントを変更する方法(how to change fonts of Chrono Trigger) – カスタニエのブログ
クラッシュが発生することがある
steam版では、まれにクラッシュでゲームが強制終了することがあります。
先日バニラ環境でラスボス撃破までプレイしたときは、1度だけクラッシュしました。
母親の掃除機にカセットを叩かれる恐怖を思い出したい方以外は、頻繁にセーブするのをおすすめします。
筆者は遭遇していませんが、セーブデータが破壊されたという報告もありますので、セーブデータはいくつかに分けるといいかもしれません。
クロノトリガーをプレイするおすすめのハード
プレイするのにおすすめのハードはPCです。
クロノトリガーは以下のハードでプレイできます
- SFC
- PS
- PSP/Vita
- DS/3DS
- スマホ(iphone/Android)
- PC(Windows:steam)
現役ハードとよべるのは、スマホとPCくらいでしょう。
Switchで発売されているのは、続編にあたるクロノクロスですので、switchではプレイできません。
DS版のみ次元の闘技場という追加のやりこみ要素コンテンツがあります。
スマホは操作性が悪いですが、精密な操作が要求されるのは極一部のミニゲームのやりこみだけですのでスマホでも充分楽しめます。
よって、ゲーミングPCを所持している方はPC版、PCを持っていない方はスマホ版がおすすめです。
SFC版クロノトリガーからの変更点
SFC版から何度かの移植で、追加要素があります。
各ハードの違いは以下の通りです。
ハード | ムービー | おまけ | 追加シナリオ | 次元の闘技場 |
---|---|---|---|---|
SFC | ||||
PS | 〇 | 〇 | ||
DS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマホ | 〇 | 〇 | ||
steam | 〇 | 〇 | 〇 |
おまけは、敵モンスターデータやBGMを鑑賞できるギャラリーモードです。
追加シナリオは3つのシナリオが追加されます。
次元の闘技場は、本編に関係のないミニゲームでモンスターを育てて通信対戦ができます。
超強力な装備を入手できるなどやりこみ要素にもなる追加シナリオは、今からプレイするならば欲しい要素です。
その他については好みですので、複数のハードでプレイできる方は参考にしてください。
クロノトリガー好きにおすすめのレトロ風ゲーム
クロノトリガーはプレイしたことがある方も多いでしょうから、クロノトリガー好きにプレイして欲しいおすすめゲームを紹介します。
Sea of Stars
プレイ可能ハード:steam,switch,PS4/5,XBOX
クロノトリガーの影響を強く受けたRPGで、美しいドット絵と戦略的な戦闘が特徴です。
海外制作で翻訳の違和感はあるものの、レトロなJRPG好きにはぜひプレイしていただきたい作品です。
いけにえと雪のセツナ
公式サイト:いけにえと雪のセツナ | SQUARE ENIX
プレイ可能ハード:switch,PS4,PSVITA
クロノトリガーを制作したスクウェア・エニックス(スクウェア)制作のゲームです。
昔のRPGを現代の技術で蘇らせるというコンセプトで開発されたゲームで、JRPG好きならば必ず満足できます。
オクトパストラベラーⅡ
遊べるハード:PC、Switch、PS4、PS5、XBOX
参考価格:6,000円前後
RPG好きにはぜひプレイしてほしい一作。
8人の主人公が繰り広げる物語をHD-2Dの世界で楽しめる。
前作「オクトパストラベラー」と直接の繋がりはないので、2からプレイしても楽しめる。
まとめ
今回は不朽の名作クロノトリガーのレビューを行いました。
総合評価は文句なしの☆5神ゲーです。
steam版であれば1,980円(セール時1,000円程度)で購入できるので、未プレイの方はぜひプレイしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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