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懐かしさの、その先へ。FANTASIAN-NEO DIMENSIN-

ファンタジアンレビュー記事 アイキャッチ_optimized レビュー

今回は、懐かしさと新しさが融合した『FANTASIAN-NEO DIMENSION-』(以下:ファンタジアン)をネタバレなしで紹介します。

本作は、『ファイナルファンタジー』の生みの親・坂口博信氏がプロデューサー手がける話題のRPGです。

美しいジオラマの世界と、奥深いストーリーが魅力の作品となっています。

独特のシステムや音楽にも注目してみてください。

えばぬん
えばぬん

こういうのでいいんだよ!って感じのRPGです!

  • 平成初期~中期が全盛期であるJRPGの現代版を遊びたい人にとっては神ゲー
  • 王道のコマンドRPGで懐かしさと新しさを両立している
  • 坂口博信×植松伸夫の黄金タッグがレトロゲーマーにぶっささる
  • 移植版のNEO DIMENSIONは遊びやすさが向上している
  • 古めのJRPGが好きな人とそうでない人で評価がわかれる

ファンタジアンとは?

ファンタジアンとは?

ファンタジアンは、2021年4月2日(後編は8月13日)にリリースされたiOSのみで遊べるRPGです。

この記事で紹介している「FANTASIAN-NEO DIMENSION-」は、2024年12月5日に発売された移植版で、様々なコンシューマー機やPCで遊べます。

本作の特徴は、150を超える手作りのジオラマで彩られた美しいフィールドと、植松伸夫氏の心を揺さぶる音楽です。

ランダムエンカウント+コマンドバトル+一本道のストーリーといわゆるJRPGの要素を継承しつつ、現代の価値観に合わせたプレイフィール向上要素もふんだんに盛り込まれています。

「昔ながらのRPGってやっぱりいいな」と思わせてくれる、そんな一作です。

発売日2024年12月5日
希望小売価格6,500円(税込)
対応機種Nintendo Switch
PS4
PS5
XBOX
PC(Steam)
ジャンルRPG
会社名SQUARE ENIX
MISTWALKER
公式サイトFANTASIAN Neo Dimension(ファンタジアン ネオディメンジョン)| SQUARE ENIX

ファンタジアンレビュー

ファンタジアンレビュー
項目評価
ストーリー4.0
グラフィック4.5
サウンド4.5
キャラクター3.5
ゲーム性4.0
こだわり5.0
総合4.0

ストーリー4.0

記憶、アイデンティティ、そして人間らしさとは?といった哲学的な問いを含みつつ、王道RPGらしい絆や友情の物語が展開される。

記憶を失った主人公の失われた記憶を求める旅のなかで、仲間と出会い、世界の真実に迫る物語。

ツッコミどころはあるものの、世界観が素晴らしく、ファンタジアンの世界に没頭できるストーリーだろう。

多くのRPGをプレイしてきたユーザーも、あまりプレイしてこなかったユーザーも楽しめる。

グラフィック4.5

ただジオラマが目新しいだけではないグラフィック。

フィールドがリアル3Dなことを活かした宝箱の配置や街づくりは、どこか懐かしさを感じながらも新鮮なゲーム体験を与えてくれる

スキルや必殺技の演出は現代のゲームと比較するとやや物足りなくも感じるが、ゲームにマッチしており違和感はない。

好みに合えば唯一無二の美しいグラフィックと感じるだろう。

一方で好みに合わなければ違和感を感じ、プレイヤーによって最も評価が分かれる項目だ。

えばぬん
えばぬん

HD-2Dに似た感じですが、よりリアルに寄っています!

サウンド4.5

植松伸夫氏にしか作れない音楽が非常に魅力的。

幻想的な曲のみならず、宗教的な要素を感じる曲やロック調のボーカル曲、さらには民族曲など幅広い音楽が、世界を彩り没入感を高めている

また、環境音もジオラマの世界に合わせた情景音で、小さな世界がそこにあるように感じられる。

移植版で追加されたBGM変更機能は選曲などに疑問が残るが、ファンタジアン本来の音楽は素晴らしい。

キャラクター3.5

仲間になるキャラクターたちはそれぞれ個性豊かで魅力的だが、主人公については人物像がつかみにくく、感情移入しづらいと感じた。

そう感じた理由を振り返ると、主人公の描写が不足していたことが大きいと思われる。

たとえば、記憶を失う前の主人公と現在の姿に繋がりが見えず、幼少期から青年期にかけての経歴にも空白があるため、人物像が曖昧に感じられた。

他キャラクターには個別の深掘りイベントが用意されており、プレイヤーが自然に愛着を持てる設計になっている。

そのため、主人公に関する情報の希薄さは相対的に際立ち、物語体験の一貫性を損なう要因となってしまっている。

えばぬん
えばぬん

女性キャラクターのデザインについて、最初は疑問に感じた面がありましたが、まんまと掌の上で踊らされていました(笑)

ゲーム性4.0

ランダムエンカウントのコマンドRPGに、ひと工夫が加わることで更におもしろくなっている。

それは、エンカウントした敵を一定数までストックできるディメンションシステム。

探索やストーリー中に何度もエンカウントするのがストレスとなるが、かなりの数のエンカウントをまとめて処理できるため、ほぼストレスを感じない。

それだけでなく、貫通や範囲攻撃の特技が多く、一度に多くの敵に攻撃できるため、いままでのコマンドRPGには無い爽快感がある。

昔のJRPGのおもしろさを継承しつつ、現代のプレイヤーも楽しみやすいゲーム性。

ただ、もう少し攻撃の範囲や種類にバリエーションが欲しかった。

こだわりの世界5.0

製作者が作りたいゲームを作ったこだわりが感じられる。

最近のゲームについて、『ユーザーが求めるもの』と『製作者が作りたいもの』の話題を耳にすることが多い。モンハンワイルズなど

ファンタジアンは、『製作者が作りたいものを、こだわりを込めて作ったら、ユーザー潜在的に求めていたものが出来た』のではないか。

万人にウケる大ヒットゲームにはならないかもしれないが、ユーザーの価値観が多様化している現代には重要な考えではないだろうか。

えばぬん
えばぬん

かっこつけて難しい言い方してますが、簡単にいうと『おじさんにぶっ刺さるゲーム』です!

総合4.0

JRPG好きにはぜひ遊んで欲しい神ゲー。

一桁台ナンバリングのファイナルファンタジーが現代によみがえったようにも感じた。

一方で、筆者と同様にJRPG大好きなユーザーにとっては神ゲーだが、オープンワールドやアクションRPGが好きなユーザーにとっては凡ゲーにもなるだろう。

RPGを満足いくまでプレイしたい方、坂口氏の手掛けるゲームをプレイしたい方には非常におすすめなゲーム。

ファンタジアンのここがすごい!

ファンタジアンここがすごい

レビューで紹介しきれなかったファンタジアンの素晴らしいところ、個人的にプレイしていて楽しかったところを紹介します。

  • ジオラマフィールドの美しさ
  • 幅が広いのにぴったり当てはまる音楽
  • やりごたえある難易度とボリューム
  • 売り出し文句とゲーム内容の一致

ジオラマフィールドの美しさ

ジオラマフィールドと聞いても、どのようなものか想像できない方が多いのではないでしょうか?

美麗なグラフィックとは違う、あたたかさを感じるグラフィックです。

一般的なゲームでは、3Dでモデリングして形を作り、表面にテクスチャを張り付けて立体感や質感の表現をするのが一般的。

一方ファンタジアンでは、現実世界でミニチュアのフィールドを製作し、3Dスキャンをしてゲーム内にデータとして取り込んでいます。

このあたたかく手作り感あふれるグラフィックが、レトロなJRPGを感じるファンタジアンにぴったりです。

えばぬん
えばぬん

FF14関連番組で、ファンタジアンの制作現場をみたときから興味がありましたが、実際にプレイすると想像以上でした。

幅広い音楽がゲーム体験にマッチしている

『植松氏の音楽といえば?』と聞かれて何を思い浮かべますか?

悠久の風?ザナルカンドにて?それともプレリュードでしょうか?

ファンタジアンの音楽もそれらの名曲に負けない名曲揃いです。

これぞ植松サウンドといった楽曲はもちろん、植松ファンでも初見では植松氏の曲とは思えない曲まであります。

60歳を超えてなお進化の歩みを止めない、植松サウンドを聴くためだけにプレイしてもいいと思えるほどです。

やりごたえある難易度とボリューム

ファンタジアンはストーリークリアまでに50時間~60時間ほど遊べるボリュームがあります。

周回プレイ要素もあるため、トロフィーコンプリートなら80時間ほど遊べるでしょう。

また、難易度も上手く調整されており、自分よりも低いレベルのモンスターを倒しても得られる経験値が極端に少なくなります。

そのため、探索やサブクエストで多くのモンスターを狩っても、ボス戦の難易度が維持され、緊張感あるバトルが楽しめ

とはいえ、レベルを無理矢理上げたり状態異常の対策をしたりすればボスを倒せるようになりますし、細かく難易度調整をして簡単にすることも可能です。

あまりゲームが得意でないユーザー、久しぶりのゲームプレイのユーザーでも安心してプレイできます。

売り出し文句とゲーム内容の一致

ファンタジアンのウリは、坂口氏プロデュース&植松氏の音楽です。

これを聞いてユーザーが期待するのは、個々人が思い描く『あのころのRPG』でしょう。

ファンタジアンはそのユーザーの期待に応えているゲームであると断言できる。

より革新的なゲームを作ることも可能だったでしょうが、あえて古いスタイルで制作されたと感じます。

近年はプロモーションとゲーム内容に乖離が見られるゲームが多いですが、ファンタジアンにその心配は無用です。

えばぬん
えばぬん

ニンテンドーダイレクトの映像がyoutubeに残っていたので、動画リンクしておきます。

ファンタジアンのここが改善点

ファンタジアンここが改善点

プレイしていて気になったところや、不満に感じた点もレビューに加えて紹介します。

  • 快適要素の解放が遅すぎる
  • ストーリーにつっこみどころが多い
  • キャラクターグラフィックが浮く場面がある
  • 最新のゲーム体験は得られない

快適要素の解放が遅すぎる

ファンタジアンは、移動速度向上やエンカウント半減など、冒険が快適になる要素があります。

しかし、それらの快適性向上をできるのは、通常プレイの範囲内だと周回プレイ時になるでしょう。

特に気になるのは移動速度で、デフォルトの移動速度が遅めなため、移動が非常にめんどうです。

中盤~後半、少なくともクリア前には快適要素を解放できるようにしてほしかった。

ストーリーにつっこみどころが多い

ストーリーにつっこみどころが多いのも残念ポイントのひとつです。

ネタバレになりますので詳細は伏せますが、登場人物の細かな行動まで考えながらプレイすると、クリアしても消化不良を感じました。

致命的な矛盾やミスこそないものの、最高に楽しめるストーリーとは言い難くなってしまっているでしょう。

全体的なストーリーの満足度は高めなだけに残念な点が目立ってしまいます。

キャラクターグラフィックが浮くシーンがある

ジオラマの世界は美しく、ほとんどすべての場面で世界を表現できていますが、特定のシーンでジオラマ感が強くでて、ジオラマの世界をミニチュアのキャラが動いているように感じる場面がある。

基本的には斜めから見下ろすアイソメトリックビュー(クォータービュー)ですが、真後ろから見るような視点になるとミニチュア感が強くなります。

ミニチュア感はかなり没入感を損なうため、違和感を感じやすいユーザーはせっかくの世界を楽しみにくくなるでしょう。

最新のゲーム体験は得られない

ファンタジアンは2024年発売(iOS版は2021年)のゲームですが、これまでにない革新的で新鮮なゲームではありません。

そのため、革新的なゲームプレイを求めているユーザーやこれまでにない刺激を求めるユーザーに向きません

今までになかった新しい要素はジオラマで作られた世界くらいでしょう。

また、最近のゲームに慣れている世代にとっては、古臭く感じる可能性もあります。

ファンタジアンをプレイするときにおすすめのハード

ファンタジアンプレイおすすめハード

ファンタジアンをプレイするのにおすすめなのは、コンシューマー機(プレステやスイッチ)です。

グラフィックの美しさがハードの性能で変化するタイプのゲームではありませんし、FPSも必要ではないので、PS4やSwitch1でも充分満足できるでしょう。

中古ソフトであれば2,000円~3,000円で購入できるため、高コスパで楽しめます。

もちろんゲーミングPCを持っている方はPCでも大丈夫です。

逆に、iOS版はおすすめできません。

なぜなら、この記事で紹介している移植版ではないので、ボイスが無い、操作性が悪いなどの難点があるからです。

今プレイするなら移植版のFANTASIAN-NEO DIMENSIN-がおすすめです。

ファンタジアンでとりかえしのつかない要素

ファンタジアン取り返しのつかない要素

ファンタジアンで取り返しのつかない要素は基本的にありません

すべてのアイテムは周回プレイをすることで再度入手できますし、ストーリー分岐もありません。

少しの取り逃しも気になる方に、同じ周回内で取り返しがつかない要素を紹介しておきます。

  • 周回内個数が限られる貴重な育成アイテム(SPカプセル)を盗めるボスがいる。
  • ボスは一度倒すと再戦不可
  • 装備・宝石・アイテムは周回内入手個数が限られるものがある
  • 一部マップがストーリー進行に応じて変化する(取れなくなるアイテムなどはない)

ファンタジアン好きにおすすめのRPG

おすすめrpgゲー

ファンタジアンが好きな方、ファンタジアンの紹介を見て別のRPGをプレイしたくなった方におすすめのRPGを紹介します。

ドラゴンクエストⅢそして伝説へ

遊べるハード:Nintendo Switch,PS5,XBOX,STEAM,Windows

王道RPGの代表ドラゴンクエスト3のリメイク作。

発売当初の評価は賛否両論だったが、アップデートで遊びやすさやゲームバランスが改善しており、楽しみやすいゲームになっている

過去にプレイしたことがあるユーザーにもおすすめのゲーム。

レビューを投稿していますので、気になる方はレビュー記事もご覧ください。

Final Fantasy XVI

遊べるハード:PS5,XBOX,STEAM,Epic Games Store,Windows

ファンタジアンのプロデューサー坂口氏が生み出したファイナルファンタジーシリーズ、その最新作。

RPGとしての楽しさはファンタジアンに劣るが、じっくりと腰を据えてストーリーを楽しめる。

最新の美麗なグラフィック、アクションを取り入れた新しいFFを体験したい方におすすめ。

メタファー:リファンタジオ

遊べるハード:PS4,PS5,XBOX,STEAM,Windows

ペルソナシリーズで有名なアトラスのRPG。

音楽、演出、UIに至るまですべてスタイリッシュで、ストーリーも楽しめる。

スクエニ以外の国産RPGをプレイしたい方に一番おすすめ。

ファンタジアンでよくある質問

よくある質問
Q
ファンタジアンでおすすめの難易度は?
A

ノーマル難易度がおすすめ。
ノーマルでもそれなりに難易度が高い。

iOS版準拠の難易度(原作難易度)はハードなため、やりごたえが欲しい方はハードに挑戦してもいい。

Q
逃げた猫はどこ?
A

バーとアイテム屋の間の隙間を調べてみよう。

Q
移動速度が遅いんだけど早くする方法はある?
A

SPを使って移動速度向上を習得できるが、高レベル&SPカプセルが多数必要なため普通にプレイしていると周回プレイ時になる。

Q
ファンタジアンの最強PTは?
A

エズ(補助)・キーナ(回復)・弱点属性攻撃役のPTがバランス良く戦いやすい。

特にエズのバフがあるのとないのとでは、ボス戦の難易度が大きく変わる。

Q
〇〇が倒せない
A

敵が使用してくる属性や状態異常の耐性を上げる宝石を装備しよう。
後半のボスを適性レベルで倒すのは、対策をしないと難しい。

どうしても倒せない場合は、リトライ画面で難易度を手動でノーマルより低くしよう。
難易度を下げるデメリットは特にない。

ファンタジアンレビューまとめ:JRPG好きには最高のゲーム!

ファンタジアンまとめ

今回はFANTASIAN-NEO DIMENSIN-のレビューをしました。

伝統的なJRPGに独自のジオラマグラフィックが融合した作品で、SFCやPS1でスクエアやエニックスのRPGをプレイしていた方に特にオススメのゲームです。

逆に、最新のヌルヌル動くアクションや、広大なオープンワールドでの冒険が好きな方にはおすすめできません。

とはいえ、気になっているのならプレイして損はないゲームですので、この機会にプレイしてみてはいかがでしょうか?

当ブログでは、RPGゲームを他にも多数紹介しています。そちらもご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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